今がチャンス！
扱える人が少ない「今」が狙い目！
ベンチャー企業を中心に近年人気
2003年に登場してからというもの、着実に需要を伸ばしてきているScalaは、今やJavaの後継言語とも呼ばれるほど頼りになる存在になってきました。Scalaは、オブジェクト指向型と関数型双方のプログラム言語としての特性を持っていて、他の言語の良いとこ取りでできている便利な言語です。ScalaとJavaは似ているとよく言われますが、関数型プログラム言語の性質を持つScalaは、関数の組み合わせでプログラムを実行し、一方のJavaは命令でプログラムを実行させるなど、特徴が異なる部分もいろいろあります。しかし、Javaの仮想マシン上で動作するScalaは、Javaとの連携が可能なので、双方向でのコードの移行を簡単に行うことができます。
Scalaはとても短いコードの記述でプログラムを動かせるので作業効率がとても良く、生産性を格段に高めることを可能にします。そのため、それまでRubyを使っていたTwitterがScalaに切り替えたのは有名な話で、その他にもLinkedinやAmazon、ガーディアンウェブサイトなど大規模なシステムを扱う企業でScalaへ切り替える流れが出てきています。日本国内では特にベンチャー企業でScalaを採用する動きがあり、今後はさらに利用する企業が増えていくことが予想されています。
出始めの今が狙い目
転職を検討しているなら、今こそScalaは狙い目です。Scalaはまだ新しい言語なので求人はそれほど多くありませんが、Scalaエンジニアが欲しいという企業はScala未経験でもこれから勉強すれば良いという考えで人材を募集していることも多いので、Scalaについての知識や技術がそれほどなくても転職ができるチャンスです。ましてScalaを既に扱うことができるとなれば即戦力となり、雇用条件はさらに良くなるので、人材の少ない今こそScalaに着目すべきでしょう。
気になるScalaの年収相場は
2016年の段階での調査によると、プログラム言語別の平均求人年収額は約360万円ですが、Scalaはそれを上回る約400万円で全体の1位でした。ここでの年収額は求人に出ている年収額を基準にしているので、実際はそれぞれの経験やスキルに応じてさらに上の年収になることもあります。求人数自体はまだそれほど多くありませんが、エンジニアの数も少ないことから競争率は低く、今後はさらに求人数が伸びていくことが予想されるので、早くから挑戦すればするほどその分Scalaの知識や技術の質が向上し、仕事の幅も広がるでしょう。
